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医薬品・ヘルスケア産業のためのロジスティクスでアクセス、パフォーマンス、アカウンタビリティを向上。
産業の概要
国際貿易がGDPの50%を占める世界経済において、新型コロナウイルス感染症の蔓延はサプライチェーンに取り返しのつかない影響を及ぼしました。 何か月にもわたり、「必須」医薬品・ヘルスケアのロジスティクスチームは現代社会がこれまで経験したことのない緊張状態に置かれることになりました。 そんな中、工場から薬局に至るまでのあらゆる可変要素を見直す必要性が高まり、医薬品・ヘルスケアロジスティクスの「エンドツーエンド イノベーション」のきっかけとなりました。
コロナ後の医薬品サプライチェーンは、すべての段階で信頼性、透明性、インテリジェンスが確保される、弾力性に優れたシステムやプロセスで構成されるでしょう。
医薬品ロジスティクスの6つの傾向
問題の解決策
医薬品産業は大きな変化の真っ只中にあります。 世界の人口の高齢化に伴い、医療や医薬品にアクセスしやすくすることが主要な責任となっています。 ひとりひとりの患者のニーズに合わせた精密医療が本格化しつつあります。 主要ブランドの偽造医薬品問題との戦いは、オンラインリテーラーの台頭により一層激化しています。 さらに、世界中の企業が統合の波に乗り、合併・買収を繰り広げています。
こういった変化は、変化を模索している医薬品サプライチェーンに新たな層の複雑性をプラスします。 このような状況において理想的なロジスティクスパートナーとは、従来のような地元のサプライヤーではなく、 要求に応え、構造的な柔軟性を備え、全体的な可視性を確保し、常により良い成果を出し、そして何よりリスクベースのモデルを構築することのできるグローバルプレーヤーです。
こうして誕生したのが以下の専門性を備えた 医薬品ロジスティクス専任チームです:
- 医薬品産業の複雑な環境を理解
- ベストプラクティスの標準化・遵守のための医薬品産業の取り組みを支えるために必要な技術的専門知識および「可視性」データを有する
- デジタルプラットフォームを活用して確かなデータと信頼できる唯一の情報実を全てのステークホルダーに提供
- 想定外の事象に備え、無駄を軽減し、コストを削減し、納期を改善
- サプライチェーンの継続的改善文化を構築
弊社のサービス
管理、接続、効率化
医薬品・ヘルスケアのサプライチェーンを新たな形でつなぐ
20年後、世界のサプライチェーンの進化を振り返った時、私たちはコロナ前とコロナ後という大きく異なる2つの時代を見るでしょう。 過去にもさまざまなウイルスの発生はありましたが、国際貿易がGDPの50%を占める現代の国際社会では未曾有の規模となりました。 これほどまでに多くのモノが多くの国を超え、多くの関係者を経て運ばれるサプライチェーンはこれまで存在しませんでした。 学術者やリスク管理者による理論上の演習や災害計画を除いて、サプライチェーンがこれほどまでの苦難にさらされたことはありませんでした。
医薬品やヘルスケアの分野では、プロフェッショナルたちが反応的対応の必要性と、より信頼性、透明性、インテリジェンスの優れたサプライチェーンの構築を両立させようとしています。 変化を実現するためには、製造から荷渡し、通関、保管、エンドカスタマーに至るまでのサプライチェーン全体を評価する必要があります。
このe-ブックでは、最新のイノベーションや展開を紹介し、医薬品・ヘルスケアロジスティクス全体の未来像を評価します。 その中で、マースクがプロセス、テクノロジー、協働における進化をつうじてエンドツーエンドのイノベーションを推し進めている主要な領域をいくつかご紹介します。
コロナウイルスワクチンの効果の最大化を目指して
医薬品産業は、通常は5~10年かかることをわずか10か月で実現するため、休むことなく取り組んできました。 承認されたコロナウイルスワクチンの有効性を世界中に届けるために、マースクはネットワーク、インフラ、専門知識、テクノロジーの刷新をかつてない規模で行いました。
新たな現実に対応
医療従事者が最もマスクを必要としていたとき、Hartmann International社は中国やヨーロッパの空港での混雑や制限された対応能力にもかかわらず、6万枚のマスクを中国からドイツに輸送しました。
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サプライチェーンをエンド・ツー・エンドでお任せいただくことで、改善効果の最大化が見込めます。